なぜ「保守主義」への理解が必要なのか?

なぜ「保守主義」への理解が必要なのでしょうか?

日本で「真正の保守主義者」と言える中川八洋(やつひろ)筑波大学名誉教授は、端的に以下のように述べています。

英米の保守主義の哲学が日本を救いうる、この世に存在する唯一の知である」(『保守主義の哲学』p.5)からだと。

さらに、

一人でも多くの日本人が、最高の叡智である‟保守主義の哲学”に依拠しない限り、世界で最も由緒正しい家柄(国柄)の祖国日本に、自由と美徳あふれる国家として悠久に輝き永続させていく生命をもたせることはできない。伝統と慣習に育まれた自然的に発展してきた国家の諸制度なしに、われわれは健全な国民になることはできないし文明的な人間として形成されることはない」(同上 p.389)と。

この「日本を救いうる、この世に存在する唯一の知」、「最高の叡智」だという「保守主義の哲学」とは、具体的にどのようなものなのか、これから紐解いていきたいと思います。

保守主義の教科書

当ブログでは「保守主義」(Conservatism)とは何か、「保守主義」に基づく様々な見方など、日本における「真正の保守主義者」である中川八洋(やつひろ)筑波大学名誉教授の著書から紹介していきます。

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